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2024年末までに年500万本体制

ブリヂストン、バイーア工場の生産能力増強

タイヤ 2022-09-06

バイーア工場


 ブリヂストンのグループ会社であるブリヂストン ド ブラジル インドゥストリアは、ブラジルで乗用車用タイヤ及び小型トラック用タイヤを生産するバイーア工場の生産能力増強を決定した。投資金額は約2億7,000 万ブラジルレアル(約 73億円)。2021年7月1日ですでに発表している生産能力増強投資金額と合算すると、総投資金額は約9億7,000万ブラジルレアル(約262億円)となる。2024年第1四半期までに増強を開始し、2024年末までに生産能力を現状の年間約350万本から約500万本へ拡大する。

 今回のバイーア工場の生産能力増強は、同社が目指すグローバルでプレミアム商品を「創って売る」体制の強化、グローバルで乗用車用高インチタイヤの販売・シェア拡大の一環。「EV時代の新たなプレミアム」として位置付けているENLITEN技術へも対応する。増強により、足元で約90%の米州の地産地消率を、同社が目指す乗用車用タイヤの地産地消率グローバル95%へ高めていく。

 増強により、バイーア工場の雇用は約1,300人から1,560人以上となる。また、カーボンニュートラル化実現に向けた CO2排出抑制新技術の導入や従来の自動化技術にデジタル技術を加え、AI制御を可能とすることで暗黙知を形式知化するなど、将来のグリーン&スマート工場化も見据え、進化させていく方針。

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