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11月4日、オンラインで

タイヤ産業プロジェクト・CEO会議が開催

タイヤ 2021-11-17

 世界を代表するタイヤメーカーの最高経営責任者(CEO)は、オンラインでタイヤ産業プロジェクト(TIP)のCEO会議をオンラインで開催した。

 今回参加したのは、ブリヂストン、コンチネンタル、グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニー、ハンコックタイヤ、クムホタイヤ、ミシュラングループ、ピレリ アンド シー、住友ゴム工業、TOYO TIRE、横浜ゴムの10社。

 TIPは2005年に設立され、世界を代表するタイヤメーカーのCEOが主導するプロジェクトで、タイヤのライフサイクルを通じて、人間の健康や環境に与える潜在的な影響について研究している。TIPは、持続可能な開発のための世界経済人会議(World Business Council for Sustainable Development:WBCSD)の傘下にあり、ブリヂストン、グッドイヤー、ミシュランが共同議長を務めている。

 CEO会議は、2年に一度開催され、各タイヤメーカーのCEOは、TIPが推進する活動の進捗・成果を確認するとともに、その後2年間の活動計画を承認。また、TIPの活動計画は、Assurance Groupと呼ばれる第三者の外部科学者グループによりレビューされている。

 今回のCEO会議で確認された主な活動の進捗・成果は次の通り。

 ■タイヤ産業としてサステナビリティに貢献するためのセクターロードマップを発行=バリューチェーン上のステークホルダーと協働し、2021年5月に、タイヤ産業としてサステナビリティに貢献するためのセクターロードマップ 「Sustainability Driven: Accelerating Impact with the Tire Sector SDG Roadmap」 を発行。同ロードマップは、国連の持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)に照らし合わせ、タイヤ産業としてSDGsのどの目標に最も影響があり、貢献できるかを特定し、その実現に向けた取り組みの方向性を示している。

 ■タイヤ生産における主要な環境パフォーマンス報告書を更新=TIP参加企業のタイヤ生産における主要な環境パフォーマンス指標を掲載した最新の報告書を発行。各タイヤメーカーのCEOは、セクターロードマップの内容が持続可能なモビリティ社会の実現に向けて重要であり、SDGs達成にはこの環境パフォーマンス指標の活用継続が必要と考えている。

 ■タイヤと道路の摩擦により発生するタイヤ摩耗粉塵(TRWP)の科学的な研究の進展と効果的なコミュニケーションの継続=TIPが実施したTRWPに関する全ての調査結果や関連情報が閲覧可能な新しいウェブサイトを開設。また、化学物質マッピング研究の結果が報告された。また、今回のCEO会議では、近年のTRWPに対する科学的視点による関心の高まりを鑑み、科学的根拠に基づく理解の向上がTIPの優先事項であることから、2022年から2023年の活動計画として、主に以下の内容が承認されました。

 ①10年以上にわたるTIPの研究をベースに、TRWPに関する暴露・危険性評価の継続(フィールドサンプリング調査、トレッドゴムの浸出液評価、生物蓄積への潜在的な影響の調査など)②科学的手法を開発し、規格化を進めることによる学術界への貢献

 ■ステークホルダーとのエンゲージメントを通じた効果的な廃タイヤマネジメント(ELT)=TIPはELTステークホルダーワークショップを実施し、またELTマネジメントのためのツールキットを発行。TIPは今後もELTに関する調査を継続し、ステークホルダーとのエンゲージメントを深めながら、グローバルレベルでのELTマネジメント向上を目指す。それに向け、ELT関連データやベストプラクティスなどをステークホルダー間で共有できるデジタルプラットフォームを形成することが各タイヤメーカーのCEOにより承認された。

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