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10月から生産開始、第1ステップとして年産約240万本を計画

TOYO TIRE、マレーシア工場の新タイヤ工場棟が稼働開始

タイヤ 2019-10-08

 TOYO TIREは10月3日、マレーシアのタイヤ工場「TOYO TYRE MALAYSIA」(TTM)で新タイヤ工場棟の竣工式を開催した。

テープカットの様子


 式典には、マレーシア政府の国際貿易産業省Dr. Ong Kian Ming副大臣や駐マレーシア日本総領事などの来賓や地元関係者、取引先など約200人を招き、同社関係者とともに新棟竣工を祝った。

あいさつする清水社長


 式典冒頭、清水隆史TOYO TIRE社長は、これまでの支援に感謝するとともに、「TTMの新タイヤ工場棟では同社の最新技術を搭載し、IoTを駆使した次世代タイヤ生産オペレーションの構築にトライしていく」と宣言した。

 新タイヤ工場棟のキャパシティは、既存工場棟(乗用車用タイヤ換算で年産約500万本)と同等規模(同約480万本)を有している。10月から生産を開始し、順次生産設備の増強を図りながら、第1ステップとして同240万本まで生産供給量を高めていく計画で(今回の建設費と第1ステップ生産能力分で総投資額は約210億円)、北米向けにSUV用大口径タイヤの生産供給を補完し、マレーシア工場全体の品種構成を充実させていく。

TTM全景


 TTMは、2013年5月に操業を開始して以来、東南アジアをはじめ、北米、欧州や日本などの世界市場に供給するグローバルハブとしての機能を果たしており、今後も同社が競争優位性を有するピックアップトラック/SUV/CUV用を中心とした大口径タイヤの供給体制のさらなる強化に貢献していく。

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