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100平方メートルの植樹マウンドに740本植樹

横浜ゴム、大槌学園が行う「平成の杜」での植樹を支援

タイヤ 2019-04-26

大槌学園の児童と植樹指導をする横浜ゴム社員


 横浜ゴムは4月19日、岩手県上閉伊郡大槌町の大槌浄化センター敷地内にある「平成の杜」で、大槌町立大槌学園が「ふるさと科」授業の一環として行った植樹会に苗木提供と植樹指導の支援を行ったと発表した。

 当日は約20人の同社社員がボランティアスタッフとして植樹指導に当たり、大槌学園の4年生62人が約100平方メートルの植樹マウンドに土地本来の常緑広葉樹など、東北産苗木740本を植樹した。同学園の児童による植樹は2014年から開催されており、今年で6回目となる。20年まで継続する予定で、毎年約700本ずつ、合計約5,000本の食事を実施する計画。

 大槌町では、宮脇昭氏(横浜国立大学名誉教授)が東日本大震災後に提唱した東北地方の太平洋沿岸に防潮林を築く「いのちを守る森の防潮堤」構想を取り入れた「鎮魂の森」づくりを復興計画のひとつに掲げている。横浜ゴムはこの計画に賛同し、東日本大震災復興支援活動の一環として12年にモデルケースとなる植樹会を開催。その森を「平成の杜」と命名した。以来、毎年春に「平成の杜」植樹会を開催し、地元住民とともに15年までに全長約300メートルの植樹マウンドのうち約250メートルの植樹を完了させた。

 14年からは植樹会に合わせて大槌学園の児童による植樹も行われてきたことから、残りの約50メートルについては同学園の「ふるさと科」授業で活用されることになった。

植樹会に先立ち平野公三大槌町長(右)にタイヤ目録を手渡す森陸成環境保護推進室長


 なお、植樹会に先立ち、横浜ゴムから平野公三大槌町長に対して、タイヤ10セット(40本)分を寄贈する目録を手渡した。大槌町役場では多くの公用車が津波の被害を受けたため、全国から車の寄贈があり、同社では公用車の履き替え用タイヤ寄贈を13年から開始。20年まで継続する予定だ。

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