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ランクセス、2017年度第3四半期の業績を発表

11月17日

・2017年度第3四半期の連結売上高: 24億ユーロ(前年同期比25%増)
・特別項目を除いたEBITDA: 3億4,700万ユーロ(前年同期比35%増)と大幅増
・特別項目を除いたEBITDAマージン: 14.4%に増加
・特別項目を除いた純利益: 前年同期から2,900万ユーロ増の1億600万ユーロ
・2017年度通期の業績予測: 前回予測範囲の下限を上方修正、特別項目を除いたEBITDAは12億5,000万ユーロから13億ユーロと予測

 ドイツの特殊化学品メーカーのランクセス(LANXESS)は、2017年度第3四半期の業績を発表しました。好調な第3四半期を踏まえ、2017年度通期の業績は、前回発表同様、過去最高を達成する見通しです。

 第3四半期の連結売上高は、前年同期比25.1%増(4億8,300万ユーロ増)の24億ユーロ(前年同期:19億ユーロ)となりました。特別項目を除いたEBITDAは、前年同期比35%増の3億4,700万ユーロ(前年同期:2億5,700万ユーロ)となりました。特に、買収したケムチュラ事業、販売量の増加が好業績に貢献しました。特別項目を除いたEBITDAマージンは14.4%となり、前年同期の13.4%から大幅に増加しました。

 ランクセスのCEOであるマティアス・ツァハトは、次のように述べています。「ランクセスは成長軌道に回帰しました。収益性の高い特殊化学品に注力するランクセスの明確な戦略が好業績に繋がり、新組織の下で順調に事業展開を進めています。全ての地域および全ての特殊化学品部門において大幅な収益増を達成したことは、特に喜ばしいことです」

 純利益は、一時費用の計上により、5,500万ユーロ(前年同期:6,200万ユーロ)となりました。これらの一時費用は、主に潤滑油前駆体の製造の統合およびそれに関連するオランダ・アムステルダムのアンケル拠点における製造終了の費用となります。特別項目を除いた純利益は、前年同期比37.7%増の1億600万ユーロ(前年同期:7,700万ユーロ)となりました。

 好調な第3四半期を受けて、ランクセスは2017年度通期の業績予測範囲の下限を上方修正(前回発表より2,500万ユーロ増)し、業績予測範囲を12億5,000万ユーロから13億ユーロと予測しています。これは過去最高の業績となります。これまでの最高業績は2012年度に達成した約12億ユーロでした。

持続性あるポートフォリオ管理
クロム化学品および潤滑油前駆体の製造統合後、ランクセスは、既に発表したポートフォリオの最適化を進めています。ランクセスは、二酸化塩素消毒ソリューションを含む非中核事業をCanadian Superior Plus Corp.社に売却しました。この二酸化塩素消毒ソリューション事業(本社:米国ノースキングスタウン、従業員数:約40名)は、2016年8月にケマーズ社から買収した衛生・消毒用特殊製品事業の一部でした。

全ての部門において売上高は前年同期比で大幅に増加
アドバンスト中間体部門の売上高は、前年同期比10%増(4,400万ユーロ増)の4億7,900万ユーロ(前年同期:4億3,500万ユーロ)となりました。特別項目を除いたEBITDAは、前年同期比約5%増(400万ユーロ増)の8,700万ユーロ(前年同期:8,300万ユーロ)となりました。特に、アドバンスト工業化学品ビジネスユニットにおける販売量の増加が好業績に寄与しました。特別項目を除いたEBITDAマージンは、18.2%(前年同期:19.1%)となりました。

新設のスペシャリティアディティブス部門の売上高は、124%増(2億6,500万ユーロ増)の4億7,800万ユーロ(前年同期:2億1,300万ユーロ)と大幅に増加しました。特別項目を除いたEBITDAは、前年同期比120%増(4,200万ユーロ増)の7,700万ユーロ(前年同期:3,500万ユーロ)となりました。主にケムチュラ社の添加剤事業の統合がこの大幅な収益増に貢献しました。特別項目を除いたEBITDAマージンは、前年同期の16.4%から16.1%に微減となりました。

パフォーマンスケミカルズ部門の売上高は、前年同期比11%増(3,600万ユーロ増)の3億6,400万ユーロ(前年同期:3億2,800万ユーロ)となりました。特別項目を除いたEBITDAは、前年同期比16.1%増(900万ユーロ増)の6,500万ユーロ(前年同期:5,600万ユーロ)となりました。全てのビジネスユニットにおける販売量は増加しました。2016年度に買収した衛生・消毒用特殊製品事業が好業績に大きく貢献しました。特別項目を除いたEBITDAマージンは、17.9%(前年同期:17.1%)に増加しました。

エンジニアリングマテリアルズ部門の売上高は、前年同期比36.6%増(9,400万ユーロ増)の3億5,100万ユーロ(前年同期:2億5,700万ユーロ)となりました。特別項目を除いたEBITDAは、前年同期比52.4%増(2,200万ユーロ増)と大幅増の6,400万ユーロ(前年同期:4,200万ユーロ)となりました。ハイパフォーマンスマテリアルズビジネスユニットにおける販売量の増加および収益性の高い製品へのシフトが好業績に繋がりました。ケムチュラ社買収の一環として獲得した、収益性の高いウレタン事業も好業績に貢献しました。特別項目を除いたEBITDAマージンは、18.2%(前年同期:16.3%)に増加しました。

アランセオ部門の売上高は、前年同期比約6%増(4,200万ユーロ増)の7億1,700万ユーロ(前年同期:6億7,500万ユーロ)となりました。特別項目を除いたEBITDAは、前年同期比17%減(1,500万ユーロ減)の7,600万ユーロ(前年同期:9,100万ユーロ)となりました。これは原料価格の大幅な変動および米ドル安の影響によるものです。従って、特別項目を除いたEBITDAマージンは、10.6%(前年同期:13.5%)となりました。

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