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【特集】ゴム用機械・試験検査機

東海ロール、熟練職人による手作りを重視

その他 2017-09-20

 東海ロール(岐阜県大垣市)は、1948(昭和23)年7月創業の国内唯一のチルドロールメーカーで、国内シェアは50%近くを有している。

 東海ロールは、食品加工の効率化に貢献するチルドロールの開発製造から事業をスタートした。その後、塗料・インキ用やゴム・ビニール用と用途開拓を進め事業領域を拡げてきた。現在はゴム用ロールが主力で、売上高の70%を占めている。残りの30%が製粉・製菓・製油・飼料などの食品用と塗料・インキ用、製紙用などとなっている。販路比率は機械メーカーが60%、エンドユーザーが40%。

 ゴム・ビニール用途向けとしては、ミキシングロール、カレンダーロール、クラッカーロール、チルドラムを製造している。これらの中でも、特にミキシングロールとクラッカーロールに強く、品質面などがユーザーから高い評価を得ている。

 同社が重視しているのが熟練した技術者・職人によるモノ作り。チルドロールは、金属の圧延からペンキ、インキ、ゴム、ビニールの混練紙の艶出し、食品の粉砕や圧搾、鉱石の粉砕などに使用される工作機械の心臓部ともいえるパーツで、様々な用途に合わせて銃鉄鋳物として特殊な硬度と特性が必要となっている。このため、コンピュータによるオートメーション化が難しい工業製品となっている。同社では、常時創意工夫を重ね、技術力向上に注力し、職人による手作りにこだわっている。旋盤作業ひとつにしても、あえてNC旋盤は使わず、汎用旋盤による手作業を実施している。これは高品質な製品を作るには、経験と技術・感性に裏打ちされた『職人技』が必要という考えに基づいてのもの。

 同社では、チルドロールの鋳造から加工、最終研磨まで行っている。この製造のほか、同社ではチルドロールの修理及びメンテナンス業務も行うなど、アフターサービスも万全な体制を構築し、顧客から好評を得ている。

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