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【特集】ゴム用機械・試験検査機

近江度量衡、計量ラインの自動化に貢献

その他 2017-09-20

 近江度量衡(滋賀県草津市)は、創業が1900(明治33)年3月と、100年を超す社歴を有する計量機器の老舗メーカー。この間、一貫して各種計量機器の製造販売を手掛け日本の計量分野を牽引している。

 現在同社では、インターナルミキサの急速な性能向上により自動化が必須条件となっている、ミキシング工程に向けた工業用ミキシング計量システム・プラントを始め、農水産物自動計量・選別プラント、トラックスケール、各種計量データ処理システム、オートパッカースケール、貨物搬送用測定システムいった計量に関連する豊富な製品群を「OMI計量システム」として展開。原材料受け入れから製品搬送まで計量ラインの自動化に貢献しており、工業用関係の海外展開を近年積極推進している。

 近江度量衡の販売比率は、農業関係の計量選別プラント・機器事業が50%、工業関係の計量プラント・機器及びその他事業が50%となっている。

 ゴム製品分野の計量機器の展開開始は昭和30年代初頭で、ゴム関連の計量機器においても半世紀以上の実績を有する。当初は計量器単体の販売が主体だったが、現在は工場FA化の進展に伴いプラントの一括受注が主流を占めている。FA分野はシステムエンジニアリング的なニーズが多く、制御管理システム構築など総合的なソフト開発の比重が高まっている。

 同社のタイヤ・ゴム工業用ミキシング計量プラントの最大の強みは「技術提案力」。秤量や精度、スピード、品種数などニーズを製品開発に的確に反映し、顧客の問題を解決する計量システムのハードからソフトまで、高度な技術開発力を結集し製品化している。

 特にタイヤプラントなどはメーカーごとに使用材料、材質、種類などが異なる。計量管理の要求水準にも差があるため、システム設計が複雑化・高度化している。同社は客先の満足度向上を第一に柔軟な対応に努めており、高い信頼を得ている。

 工業用ゴム向けミキシングプラントでは、精練工場全体のシステム構築のほか、各工程の自動化・合理化装置で実績が高い。例えば自動薬品計量器及び装置やオイルなどの自動液体計量器、シート搬送計量器、各種工程管理用計量器―など、ニーズに合致した設計製作を行っている。

 そのひとつ「薬品自動計量・パッキング装置」は、専用の容器をセットするだけで高精度の配合計量を可能としたシステム。同システムは、配合計量後の容器も自動で排出し、作業者への負担は殆ど無く、用途別に多種多様な供給装置で安定した計量精度を実現している。さらに優れたブリッジ対策と、作業環境改善に貢献する防塵構造の採用も、特徴となっている。

 また「少量薬品保管管理計量装置」は、人手による計量作業を少なくし、誰にでも適正な配合計量が可能となっている。原料の保管管理数は50-250種類程度が標準だが、必要薬品数への対応もできる。さらに原料の自動入出庫、薬品使用期限など必要データの管理も行えるほか、特殊作業にも対応するカスタマイズも実現している。

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