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【特集】ゴム用機械・試験検査機

近江度量衡、工業関係 海外展開を強化

その他 2017-04-12

 近江度量衡(滋賀県草津市)の17年3月期売上高は前期並みの見通し。工業関係の計量プラント・機器事業は低調だったが、農業関係の計量選別プラント・機器事業が好調だったことで、前期並みの売上高を確保した。

 農業関係では、果物選別機器の販売が好調だった。工業関係は、ゴム関連が売り上げの半分を占め、そのほかガラス関連やトラックスケール、精練関連に販売展開している。今期、ゴム関連では、薬品メーカー向けブチルゴム計量機器の販売が順調で売上高に寄与した。ゴム関連で主力となるタイヤ向けは昨年に比べ減少。「工業関連は納品件数は多かったが、設備が大型で販売価格の大きいタイヤ用計量配合プラントの受注がなかったことで、売上高が減少した」(同社)

 同社の販売比率は、通常、農業関係の計量選別プラント・機器事業が50%、工業関係の計量配合プラント・機器およびその他事業が50%を占めるが、今期に関しては農業関係が60%、工業関係が40%という比率になった。

 農業関連の売上高は国内が90%以上を占めるが、工業関係は国内・海外がほぼ50%ずつ占めている。タイヤなど自動車関連ゴム部品メーカーやガラスメーカーの設備投資は、海外が中心になっているため、工業関係は海外販売比率が年々高まっているという。

 同社は中国、韓国、タイに海外製造販売拠点を設け、海外展開に力を入れている。中国・上海の現地法人では、工業関係の計量配合プラント・機器を製造・販売しており16年度は業績が好調に推移した。中国市場では、日系メーカー、現地ローカルメーカーと取引をしているが、現在はローカルメーカーへの販売が大きいという。タイは工業関係の計量配合プラント・機器を、韓国では工業と農業関係の計量配合プラント・機器を製造・販売している。16年度は韓国、タイとも物件が少なく、業績が低迷した。

 18年3月期は、今期に比べ10%程度の増収を計画している。計画達成に向けて、今期低調だった工業関係で需要の掘り起こしを進めるとともに、新製品の販売拡大に取り組んでいく。また新規顧客の開拓にも力を入れていく。

 同社のタイヤ・ゴム工業用計量配合プラントの最大の強みは「技術提案力」にある。秤量や精度、スピード、品種数などのニーズを製品開発に反映し、顧客の問題を解決する計量システムのハードからソフトまでをトータルに提案している。

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