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【特集】ゴム用機械・試験検査機

葛生鐵工所、自動車ホース用など新型開発

その他 2017-04-12

 葛生鐵工所(埼玉県川口市)は、昭和9年創業の高圧ホース及び自動車用ホース向けブレーダー(編組機)・ブレードマシン(編組機械)メーカー。特に高圧ゴムホース用大型ブレードマシン分野では、80%のシェアを有する。

 同社製品は、高圧ホース、自動車用ホース、フレシキブルチューブ用、電線用のほか、カーボンナノチューブ・ポリエステル・アラミド繊維など新素材用途にも納入実績が伸びている。これら機種は用途・素材別にきめ細かく対応し、医療カテーテル用など直径5ミリ程度の細物からパイプライン用500ミリの太物まで、多様な製品構成を有する。

 同社製機種の特徴は①安定して高速で編み上げできる②テンションの誤差が極めて少ない③油の飛散が少なく製品への付着の心配がないほか作業環境も改善する④装置がコンパクトで設置場所を取らないなど。

 最近の傾向として、国内向けよりも中国、インドネシア、ベトナム、ミャンマーなどアジア地域を主体に輸出が増加しており、売上高の50%は海外向けとなっている。同社では、引き続き輸出に注力するとともに、国内もニーズにきめ細かく対応する小回りを効かせた営業展開により、需要の掘り起こしを図っている。

 同社製品の中で「ホットホース用巻き上げ機連動型80キャリアブレードマシン」は、顧客のニーズを受け3-4年前に開発に着手した最新鋭のブレードマシン。ホットホースは水や油、溶液などを加熱状態で定温移送するための製品で、熱源となるニクロム線をホース全体または均等に巻き込んである。このためゴムや樹脂など単独素材のホースよりも難しく、正確に編み上げる高精度が要求されている。

 同社では高度な技術開発力を駆使し、このホットホースを高精度で高速に編み上げ可能な「ホットホース用巻き上げ機連動型80キャリアブレードマシン」を製品化した。

 同機種は特殊形状のボビンを80個装備し、外装に使用されるゴムや樹脂などとニクロム線を、正確に高速で編み上げできる。この編み上げ機と引き取り巻き上げ機には、極めて簡単に任意のテンションが付加でき均一な張力で正確な同調が得られ、たるみや乱れがなく高速に巻き上げられる。テンション調整も簡単に設定可能で、ローからハイまでテンション設定範囲も広く、多様なホットホースに対応する。

 葛生鐵工所では、今後も自動車用ホース向けを主体に、ホットホース用や新素材対応機など特殊用途機種の開発を推進し、拡販を図る方針でいる。

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