タイヤ中心に採用が拡大
小松原、ドラム装置の販売が好調
その他 2017-04-10
小松原の「クーリング・加熱ドラム装置」の販売が好調だ。冷却水や蒸気をドラムに通すことで冷却・加熱していく装置で、ゴムシートの冷却・加硫や、繊維、不織布などの冷却・乾燥に適している。タイヤメーカーを中心に採用が進んでいる。
通常、ドラムやロールを製作する場合、切削加工とメッキ処理で製作する。しかし切削タイプの場合、加工上の問題で、どうしても胴の部分が他の部分よりも厚くなってしまい、冷却効率が悪くなるという欠点があった。
同社のクーリング・加熱ドラムは、独自の技術によりステンレスの薄板を曲げ、ドラムを製作しているため、厚みが均一で薄く、冷却や加熱効率が高い。厚みが薄いため材料費も抑えられ、装置製作のコストダウンにもつながる。標準品から特注品まで幅広く対応し、設計から開発・製作まで同社が一貫して行っている。