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【特集】ゴム用機械・試験検査機

中田エンヂニアリング、工場の見える化推進

その他 2017-04-07

 中田エンヂニアリングの16年12月期業績は、売上高は国内、海外とも設備の新設・拡張案件が少なく大きく減少したが、コスト削減などにより利益は確保した。

 「16年度は特に海外が厳しくピークだった14年度の3分の1程度に売上高が減少した。中国市場での新設・拡張案件が極端に少なく、受注が減少した。米国政府による中国製タイヤへのセーフガード発令以来、中国国内のタイヤメーカーの設備投資が止まり15年、16年と2年連続で中国市場での販売は減少している」(内藤定明社長)国内は新設や拡張案件がないため、設備更新の取り込みに注力した。

 17年度は売上高40億円で16年度に比べ2割程度の増収を計画している。「現時点で半年先の予定まで確定しているが、ほぼ前年並みの状況」(同)という。

 計画達成に向けて、設備更新やメンテナンスに力を入れていく。顧客の工場にこまめに出向き、設備の改善提案やメンテナンス需要の掘り起こしを図っていく。

 同社では、新規需要開拓に向けて新製品の開発・拡販に力を入れている。そのひとつが、ギアポンプの一種である新型エイペックスマシーンで、現在複数の客先から引き合いが来ているという。新型カッターは、欧州製に比べ低価格なためコスト訴求力が高く、今後の販売拡大に期待している。

 また開発中の新製品として、ゴムシートの自動投入装置や各種のスクリューの開発を進めている。天然ゴムはカレンダー機で練り込んで熱入れをしてから押出するが、開発中の新型スクリューは低温でもダイレクトに押出ができることを目指している。

 中国江蘇省の蘇州中田機械有限公司は、中国市場低迷の影響を受け厳しい状況。生産される機械は一部日本に輸出しているが、中国国内販売が中心。日系タイヤメーカーやローカルメーカーが中心だが、グローバル調達の進展により、中国に進出している欧米メーカーからの引き合いも増えている。

 同社では、生産現場に余裕のある、この時期を活かし、会社の利益体質強化に取り組んでおり、2年ほど前から工場の見える化を進めている。ユーザーから発注を受けたのち①設計部門で設計、出図する②その図面をもとに、調達部門が部材をオーダーし納期を確認、フォローする③そのスケジュールにそって、製造部門が組立を開始し、検査・試運転を行って、出荷するという一連の工程をすべてデータとして取り込み、パソコンやタブレット端末で進捗状況を素早く確認できるというシステムを構築している。これにより工程における抜けや漏れを防止し、納期遅れなどの問題を解消する。また在庫状況の見える化も実現させる。

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