創立40周年事業などを報告
中部ゴム商組、通常総会を開く
その他 2019-05-21
中部工業用ゴム製品卸商業組合(理事長・加藤已千彦カテックス社長、組合員91社、賛助会員33社)は5月16日16時から、名古屋市の名鉄グランドホテルで第40回通常総会を開催した。91社中65社(うち委任状24社)が出席した。
総会は、大野裕副理事長(大野光社長)の司会のもと、まず物故者に対する黙祷を捧げ、加藤理事長のあいさつのあと、議長に神谷信次理事(神谷ベルト社長)を選任して開会、議案審議に入った。
議案は①平成30年度事業報告②同決算報告③2019年度事業計画案④同収支予算案について審議、①②については事務局の安井智子氏が説明、③④については加藤理事長が説明し、執行部原案通り承認可決された。
総会冒頭のあいさつで加藤理事長は概要次のように語った。
「年号が令和と変わったが、顧みれば平成は経済的に長く厳しい時期が続き、最後に戦後最長となる景気回復状態が続いた。しかし日本の潜在成長能力は1%だと言われるように成長したという実感はあまりなかったように思う。それが令和になり、上場企業の2020年度業績予想は3期ぶりに減益予想となっている。中国の景気停滞、そして昨今の米中貿易摩擦激化の余波で世界景気にもブレーキがかかり不透明感が増している。また10月に予定さている消費増税がどうなるかも懸念材料だ。
一方で新たな成長のチャンスも出てきている。AIの進展や通信の5G化というデジタル革命が進んでいる。こうしたなかに課題を解決する事業のチャンスは必ずある。時代の変化、産業構造の変化に対し、組合として役立つ勉強会や企業視察などを開催し、また組合員減少にも歯止めをかけていきたい」
商工懇親会を開催
通常総会終了後には商工約70人が参加して懇親会を開催。理事長あいさつのあと乾杯の発声に立った川島健一理事相談役(川島商事社長)は「加藤理事長は人使いが上手で、組合の仕事はお役ご免かと思っていたら40周年の実行委員長を仰せつかった。当組合の前身は戦前まで遡るが、昭和30年に中部ゴムベルト商業会、同ゴムホース商業会が設立され、同44年に統合して中部ゴム商業会となり、これを母体に同54年10月に法的認可団体として発足した。40周年記念事業としては、10月2日に記念ゴルフ大会を愛知カンツリー倶楽部で、また記念式典・講演会・祝賀会を10月16日に名古屋マリオットアソシアホテルで開催する。さらに座談会を開き組合の行く末来し方について語ってもらい、これを秋の会報に掲載する予定だ」と話し、杯を上げた。
中締めは加藤龍雄副理事長(加藤ゴム社長)が行い、18時半にお開きとした。
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