AGF関東太田工場とSUBARU矢島工場を訪問
日本ゴム協会関東支部が見学会を開催
その他 2018-09-27
日本ゴム協会関東支部は9月19日、見学会を開催した。見学先はAGF関東太田工場(群馬県太田市)とSUBARU群馬製作所矢島工場(同)。
AGF関東太田工場は、「ブレンディ」ブランドのコーヒー製品を数多く生産している。ホールで概要説明を受けた後、「ドリップパック工程」と「スティックコーヒー工程」を見学。「ドリップパック工程」は、①充填機②集積コンベア③X線検査機④集積装置⑤ピロー包装機⑥スタンディング装置⑦ウェイトチェッカー⑧函機/ケーサーで構成されており、コーヒーが6台の充填機からドリップパックに素早く充填され、パックが箱詰めされるまでの過程を熱心に見入っていた。「スティックコーヒー工程」は、スティック本数を数えて空気で吸引し箱に詰めるパラレルロボット、包装などの不具合を確認する画像処理機といった装置を見学した。
SUBARU群馬製作所矢島工場は同社の主力工場の一つでレガシィ、エクシーガ、インプレッサ、フォレスターなどを生産している。まず説明をホールで受けて工場内に移動し、「プレス工程」、「ボディ溶接組立工程」、「最終組立工程」を主体に見学した。プレス工程では型締力1,300-5,000トンの数多くの巨大プレス機により、ロール状に巻かれた状態の鋼板がボディ本体やドアなどの各パーツに整然と成型されていく様子に見入っていた。次に見学したボディ溶接組立工程では、1台のボディに対して複数台の溶接ロボットが同時に稼働し瞬時にスポット溶接する様子は迫力満点だった。最終組立工程では、ボディにエンジンやドアなどパーツを組付け完成させるラインを見学。同工程は、複雑な作業が多く完全自動化は困難で、人とロボットが協力して作業していた。
最後に同社の歴代の車、技術や安全のへの取り組みなどを紹介するスバルビジターセンターを見学。世界ラリー選手権競技車両や、歴代のSUBARU車を展示したコーナーでは、車ごとに自分が過ごしてきた時代などを回想しつつ見入っていた。このほか屋外に展示されている、同社の前身・中島飛行機の宇都宮製作所で製造された戦後初の国産ジェット練習機T-1「初雁」も見学し記念撮影をした。
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