増収79社、前年度より31社増加
ゴム関連企業17年度売上高100社ランキング
その他 2018-08-27
売上高伸長も利益面ではやや伸び悩む
ゴム報知新聞は、2017年度全国ゴム関連企業の業績を7-8月にかけて独自に調査した。それによると上位100社(単体)のうち増収は79社にのぼり全体の4分の3以上を占めた。16年度の調査では48社だったので、増収企業は31社増えたことになる。そのうち2ケタ増収は16位の三菱電線工業(前期比43.3%増)、52位の相模ゴム工業(同38.2%増)、86位のTRRノブカワ(同20.0%増)など20社で、16年度の7社から13社増加した。
利益面をみると、営業増益が42社(前年度調査50社)、経常増益が50社(同53社)、当期増益が46社(同44社)となった。営業、経常、当期とも増加したのは31社((同34社)。増収増益(営業、経常、当期とも)を達成した企業は、ブリヂストン(1位)、信越ポリマー(12位)、バンドー化学(14位)、日本バルカー工業(20位)など29社(同19社)となった。
上位100位の売上高合計は4兆1,289億8,100万円で前期比5.2%増、一方営業利益は2,687億4,500万円で同6.7%減。売上高の伸長と比べ利益面ではやや伸び悩んだが、2位の住友ゴム工業の減益幅が大きく全体に影響した。自動車や土木・建築、半導体関連など対面業界の活況を受けて販売面では堅調だったが、原材料価格や運送費、ユーティリティコストの上昇など利益面で影響を受けたと思われる。
売上高上位10社は、ブリヂストン、住友ゴム工業、豊田合成、横浜ゴム、NOK、東洋ゴム工業、住友理工、イノアックコーポレーション、アキレス、オカモトの順。顔ぶれは16年度と同じで、アキレスが(10→9位)と順位をひとつ上げた。
ゴム企業業績調査のランキングおよび分析編については、姉妹誌「月刊ラバーインダストリー」9月号で特集する。
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