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円安、販売増、スプレッド改善で

JSRの17年3月期第3四半期、エラストマー事業が改善

原材料 2017-02-07

説明する清水取締役・上席執行役員


 JSRのエラストマー事業の業績が改善している。1月30日に同社が発表した17年3月期第3四半期業績によると、同事業の累計(4-12月)業績は原材料安および円高の影響により減収減益となったものの、第3四半期単独(10-12月)では第2四半期単独(7-9月)よりも為替が円安に推移したことに加え、販売数量の増加、スプレッドの改善もあり増収増益となった。

 第3四半期単独のエラストマー販売数量は18万9,258トンとなり、第2四半期単独と比較して1万7,413トン、率にして10.1%増加した。これは、タイの合弁会社「JSR BST Elastomer」の本格稼働に伴い、数量が増加したことによるもの。販売数量の増加に加え、為替が第2四半期単独が102.43円だったのに対し、第3四半期単独が109.30円と円安だったことなどから、エラストマー事業部門の売上高は480億800万円で第2四半期比12.3%増、営業利益は29億7,400万円で同245.0%増と大きく改善した。利益に関してはスプレッドの改善も寄与した。「スプレッドは第3四半期単独では改善がみられたものの、足元ではブタジエン価格が急騰しており、販売価格の調整が追い付いていない」(清水喬雄取締役・上席執行役員)。

 なお、同社の第3四半期累計の業績は、売上高が2,803億7,400万円で前年同期比4.8%減、営業利益が209億9,500万円で同28.8%減、経常利益が249億9,700万円で同10.4%減、四半期純利益が223億7,800万円で同13.2%増だった。

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