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【新年インタビュー】竹原ゴム加工中島竜二社長

新規案件に挑戦し知見をためていく

原材料 2017-01-17


 ■海外工場の現況
 タイ工場は、日本から移管したフッ素ゴムの部分が立ち上がってきています。17年はまとまった受注になるのではないでしょうか。ユーザーの認証も進んでおり、今後アジア地域への輸出拠点として期待を寄せています。現状、フッ素ゴムのユーザーは日系企業がほとんどですが、ローカルメーカーへも販売を進め、拡販していく考えです。中国工場はまずまず動いているといった状況です。自動車用がメインで、黒字は維持できています。

 ■17年の経営方針
 CMBは16年11月以降、受注が戻ってきており、また今後の需要についても自動車、弱電、電線向けに特殊な難しい練りの依頼が増加する見通しです。特殊品については、自動車や弱電などに向けてニーズはまだあると思っています。既存の部分を維持しながら、特殊な新規案件を獲得し挑戦していくことで、知見をためていきたいと考えています。

 当社はオール受注生産の上、短納期のものが多いです。そうした性質上、ラインごとの動きも異なってきます。また受注の増加とともに、社員の人数も増えてきました。それらを考えると、最適な人の配置というものをシステム化していかなければと思います。

 またムダ取りなどの合理化や顧客満足度のさらなる向上、今以上の短納期化の実現にも注力していきます。

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