PAGE TOP

2021年3月期連結

宇部興産、第2四半期および通期業績予想を下方修正

原材料 2020-10-28

 宇部興産は10月23日、2021年3月期第2四半期連結業績および通期連結業績予想の下方修正を発表した。

 第2四半期業績では、新型コロナウイルスの影響が当初想定よりも前倒しで現れたため、売上高が自動車・衣料繊維向けなど化学品を中心に需要が減少し、価格が下落したことが影響した。営業、経常、純利益では石炭等原料価格の下落効果はあるものの、化学品の販売数量の減少やナイロン・ラクタム市況の悪化の影響が大きく、前回予想を下回る見込み。

 通期業績では下期の需要は回復傾向にあるものの、当初想定より緩やかな回復になると予想されることから、前回予想を下回る見込み。純利益は電解液事業の統合に伴う特別損益の改善により、小幅な修正に留まる見込み。

 ■2021年3月期第2四半期連結業績予想
 売上高=2,800億円(前回予想2,930億円、増減率4.4%減)◇営業利益=34億円(同60億円、同43.3%減)◇経常利益=15億円(同40億円、同62.5%減)◇純利益=2億円(同25億円、同92.0%減)

 ■2021年3月期通期連結業績予想
 売上高=5,920億円(前回予想6,140億円、増減率3.6%減)◇営業利益=215億円(同260億円、同17.3%減)◇経常利益=175億円(同235億円、同25.5%減)◇純利益=130億円(同140億円、同7.1%減)

関連記事

人気連載

  • マーケット
  • ゴム業界の常識
  • 海から考えるカーボンニュートラル
  • つたえること・つたわるもの
  • ベルギー
  • 気になったので聞いてみた
  • とある市場の天然ゴム先物