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欧州における製・販・研の一貫体制整う

三井化学、欧州初の自社PPコンパウンド拠点が営業運転開始

原材料 2020-06-11

 三井化学とプライムポリマーは6月11日、オランダ・Chemelot工業区内にある欧州初の自社PPコンパウンド拠点である「Mitsui Prime Advanced Composites Europe」(ACE:三井物産との共同出資)の営業運転を開始したと発表した。

ACEの外観


 これにより、欧州における製販研の一貫体制が整うことになり、欧州拠点の自動車メーカー、部品メーカーに対して、効果的な軽量化ソリューションを提供するとともに、グローバルでの需要拡大に対応する。

 三井化学グループは現在、世界8つの地域(日本、アメリカ、メキシコ、欧州、タイ、中国、インド、ブラジル)に製造拠点を、6つの地域(日本、アメリカ、欧州、タイ、中国、インド)に研究拠点を有し、自動車の軽量化に貢献する高品質なPPコンパウンドの製造・販売・研究体制を強化している。

 ■ACEの概要
 ◇会社名=Mitsui Prime Advanced Composites Europe(略称ACE)◇所在地=オランダ・リンブルグ州 Chemelot工業区内◇設立=2018年6月◇資本金=1,840万ユーロ◇出資=三井化学75%、三井物産15%、プライムポリマー10%◇生産能力=3万トン/年◇営業運転開始=2020年6月

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