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再生可能原料比率は約90%

ランクセス、植物由来のゴム用加工助剤を開発

原材料 2020-03-09

 独・ランクセスはこのほど、ゴム用加工助剤「アクチプラストPP」から、植物由来の原料を使用した新製品「アクチプラストPP-veg」を追加したと発表した。

「アクチプラストPP-veg」


 「アクチプラストPP」は、ゴムコンパウンドに配合する加工助剤で、タイヤやさまざまなテクニカルラバー製品の製造において使用されている。新製品のアクチプラストPP-vegは、再生可能原料をベースにしており、特にアジアの顧客の要望に応えて開発された。

 従来製品とは異なり、植物油から製造されている。再生可能原料比率は約90%を占めているため、カーボンフットプリントが大幅に削減される。基礎原料はアブラヤシから作られており、アブラヤシは農地1ヘクタール当たりの油の収穫量が非常に高いため、ココヤシ、菜の花、ひまわりに比べ生態学的に持続可能性が高くなる。

 特に天然ゴムをベースにしたゴムコンパウンドに適しており、変性ポリマーと併用する場合も、ゴムコンパウンドの粘度を低下し、射出・押出成型性を大幅に向上。コンパウンドの組成によっては、「アクチプラストPP-veg」はスコーチ挙動を向上し、加硫を促進するだけでなく、金型を汚染することなく離型が容易になる。

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