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18年3月期決算説明会

信越ポリマー、半導体関連など好調 5期連続で増益

原材料 2018-05-10

 信越ポリマーは5月9日、小野義昭社長らが出席のもと、都内で18年3月期決算説明会を開催した。

 同社の18年3月期業績は、売上高が793億4,300万円で同7.3%増、営業利益が72億600万円で同30.7%増、経常利益が72億7,400万円で同22.6%増、純利益が54億5,500万円で同28.9%増となり、増収大幅増益となった。

 「OA機器関連製品の低迷や塩ビ製品の収支改善の遅れはあったものの、好調な半導体産業における旺盛な需要と、安定した自動車産業の関連需要をしっかりと取り込んだ。また導電性ポリマーやコンパウンド製品も規模は小さいながら売り上げ・利益を着実に伸ばした結果、5期連続の増益を達成した」(小野社長)。

 セグメント別では、電子デバイス事業、精密成形品事業、住環境・生活資材事業の3事業全てが増収増益となった。そのうち、精密成形品事業は売上高が343億6,900万円で同10.6%増、営業利益が50億5,700万円で同12.3%増。シリコーンゴム成形品は主力のメディカル関連が伸び悩んだが、半導体関連容器やキャリアテープ関連製品など半導体向けの伸長が寄与した。

 設備投資額は54億2,000万円(17年3月期37億2,100万円)、研究開発費は33億8,200万円(同35億7,200万円)。投資関連では半導体ウェハーの旺盛な需要に対応するため、糸魚川工場を拡張する。投資額は34億円で18年7月竣工式の予定、稼働は19年初を見込む。また、自動車用入力デバイスの需要に対応するため、インド社工場(チェンナイ)を拡張。隣接地約2万5,000平米の用地を約2億円で獲得した。

 今期以降については、自動車、半導体関連産業の好調な生産が継続すると予想。「両分野に経営資源を最大限投入するとともに、医療関連、コンパウンド製品、導電性ポリマーなど成長が期待できる分野の製品を確実に伸ばしていく」(同)。また中長期的には、「成長を持続させるには半導体、自動車関連に次ぐ第3、第4の柱となる事業の創設が急務」(同)として、引き続き研究開発とM&Aに積極的に取り組んでいく方針だ。

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