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新規事業を生み出す研究に主眼

JSR、四日市工場に新研究棟

原材料 2018-02-21

新研究棟「Center of Materials Innovation」


 JSRは2月20日、四日市工場(三重県四日市市)内に建設した新研究棟「Center of Materials Innovation」で竣工式を行ったと発表した。新研究棟は延床面積7,286平米で、投資額は非公表。2017年に創立60周年を迎えたことから、従来からある石油化学系事業、ファイン事業の研究所に加え、さらなる成長を見据えた新たな研究棟を稼働させることにした。

 四日市工場内の研究開発拠点は、石油化学系事業に関わる機能高分子研究所、ファイン事業に関わるディスプレイソリューション研究所・精密電子研究所・先端材料研究所・エッジコンピューティング研究所の5つの研究所で構成されている。

 今回の新研究棟は、新規事業を生み出すための研究に主眼を置く。5つの研究所との密接な連携のもと、市場ニーズを先取りした研究テーマを設定し、ユーザー状況に即応できる弾力的な研究体制とする。従来の研究所にはなかったフリーアドレスオフィス・交流スペース・実験室を設置し、「分野を超えた研究所間の交流」、「組織を超えたチーム作り」を推進していく。

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