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超高齢化社会にらみ軽量・高剛性

DUNLOPの住友ゴム工業、車いす用スロープの新製品

工業用品 2026-05-07

 DUNLOPの住友ゴム工業は5月7日、車いす用可搬形スロープ「DUNLOPスロープ」を6月に発売すると発表した。現行品の「ダンスロープエアー2」以来、6年ぶりの新製品で、同社が長期経営戦略「R.I.S.E. 2035で掲げた多様な社会ニーズに寄り添い応える「共感商品」の一つとして開発した。車いす利用時に道路の段差を解消するスロープで、介護現場での使用を想定して軽量で扱いやすさを高める一方、剛性を確保し快適に安心して使用できる製品に仕上げた。

「DUNLOPスロープ」


 新製品の開発では、「老老介護」が年々増加するなど超高齢社会の進展をにらみ、軽量化と剛性確保の両立を目指した。2024年4月に共同開発契約を締結した東レと、開発初期段階から設計・開発目標を共有し、より安全で快適な性能の実現に加え、メンテナンス性の向上にも取り組んだ。

東レ コンポジット事業部門長 寺田幹氏(左)、住友ゴム工業執行役員ハイブリット事業本部長 松本達治氏


 その結果、本体パネルにはファイバー強化樹脂(FRP、 繊維強化樹脂)を採用。東レの成形技術を活用して高品質化につなげた。

 設計では、まず従来の構造を見直し、耐久性に優れた一体成型モデルに作り変えた。さらに、本体パネルに芯材を組み込んでたわみ量を低減し、より安定した走行を可能にした。

 全幅を68cm(現行品比1.6センチメートル減)とし、狭い間口でも使用しやすいサイズ感を実現。さらに、折り畳み時に噛み合う形状を採用して、収納時の厚みを9.5cm(同1.3センチメートル減)まで薄型化し、保管時の省スペース化を図った。

 上下端の形状を共通化することで、スロープの設置向きにかかわらずスムーズに乗降できるようにした。特許出願中の技術に基づく構造によるもので、スロープの向きの掛け違いによる事故を防止するとともに、介助者の操作負担軽減を図った。上下端のゴムの形状を見直し、十分な乗り上げ性を確保した。

 センターベルトの部分は、本体側を削り段差のないフラットな形状として介助者のつまずき防止に配慮するとともに、エッジ部には反射テープを採用し、屋外や暗所での視認性を向上した。部材を見直してメンテナンス時の作業負荷を軽減し、長期使用における安心感を高めた。

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