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遮熱・断熱性能が向上、空調消費電力・CO2削減に貢献

住友理工、窓用フィルム「リフレシャイン」から新製品

工業用品 2025-05-23

 住友理工は、窓用遮断熱フィルム「リフレシャイン」から、遮熱、断熱性をさらに向上させた新製品「SEF25」を発売する。

窓に施工された新製品SEF25(左)


 同製品は、同社従来品から、省エネに一層特化した製品。フィルムに同社のコアコンピタンスである高分子材料技術を活用し、光学薄膜を均一に塗布・積層することで、耐久性と遮熱、断熱性を確保。当社従来品「TW36A」と比較した場合、遮熱性の指標である遮蔽係数は0.59から0.24、断熱性の指標である熱貫流率は4.5から4.1に向上し、建築窓ガラス用フィルムのJIS規格(JIS A5759)で規定される日射調整フィルムならびに低放射フィルムの区分で、業界初のA区分適用を実現した。

透過率を下げた新製品SEF25


 また、夏場の体感温度の上昇を抑制し、空調負荷低減によりCO2排出量は半分以下(同社算出値)に低減。加えて、電力消費量低減によりフィルム導入費用の償却年数の短縮が見込める。さらに透過率を下げることで、事務所や工場、倉庫など、日中の太陽光が眩しく、夏場の熱流入や冬場の熱流出への対策が要求される場所で特に効果を発揮し、法人向け省エネソリューションとしての活用が見込まれている。

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