PAGE TOP

新事務棟を42年ぶりに建設し、職場環境を改善

住友理工、松阪事業所の新事務棟起工式を実施

工業用品 2025-04-22

 住友理工は4月21日、松阪事業所(三重県松阪市)で新事務棟の起工式を実施した。新事務棟の建築面積は約931㎡、延床面積は約2,341㎡、投資額は約11億円。

記念撮影


 同社は、1929年に三重県四日市市で創業。1943年には松阪工場(現:松阪事業所)の操業を開始した。約80年間の歴史の中で、事業の進化に合わせて事業所内の設備も最適化し、高品質な製品を提供できるよう機能してきたが、コロナ禍を経て、テレワークやWeb会議が浸透した現在、円滑なコミュニケーションや生産性向上が実現できる環境が求められている。

新事務棟イメージ


 今回、松阪事業所の課題を解決する一環として「エンゲージメント」「多様性」をコンセプトに、従業員が一層働きやすく、働きがいを感じる職場環境を整えるため、新事務棟を建設することを決定した。

 新事務棟の建設は、現事務棟を1983年に建設して以降、42年ぶりとなり、これを機に住友理工グループの自動車用ホース生産拠点の中核として、成長と進化を遂げ、社会の変化に適応していくために、松阪事業所全体の見直し・再配置を行う。また、職場環境の改善だけではなく、事業所内の安全性の向上も目指す。

 ■松阪事業所新事務棟
 1階<リフレッシュできる空間・環境>=松阪事業所の玄関かつ、食堂と売店エリアを併設したレイアウトに整え、コミュニケーションを生む食事空間を提供。喫食時間以外はワーキングスペースとして利用できるよう、Web会議ブースやポータブルバッテリー等を備えている。

 2階<心身の健康や業務特性に沿った快適な空間>=主にオフィスエリアとしてレイアウトし、机や椅子の高さの調整を可能にすることで、長時間座っていても疲れにくい環境を整える。また、通路幅を十分に確保することで、安全かつ快適に働くことができる空間を確保する。

 3階<多様な働き方やリチャージ可能な空間>=Web および対面でのミーティングが可能な会議室・ブース席を設置。また、フリーアドレス制のワークスペースやリチャージ(休憩)スペースも設置し、自由に気兼ねなく業務できる職場環境と心身ともにリラックス可能な空間を提供する。

人気連載

  • マーケット
  • ゴム業界の常識
  • 何を創る日本の半導体企業
  • つたえること・つたわるもの
  • ベルギー
  • 気になったので聞いてみた
  • とある市場の天然ゴム先物
  • 海から考えるカーボンニュートラル