「モビリティにおけるベルト駆動の可能性~EV向けCVTの展望~」をテーマに
バンドー化学、ウェビナーを開催
工業用品 2024-09-06
バンドー化学は8月30日、「モビリティにおけるベルト駆動の可能性~EV向けCVTの展望~」をテーマにウェビナーを開催した。

ウェビナーの様子
今回は、自動車部品事業部営業部開発営業グループ(担当:製品開発調査・CVTベルト)の前川秀誼氏がMCを、伝動技術研究所開発グループ(担当:摩擦ベルト・CVTベルト)の立石宜大氏が講師を務めた。
CVT(無段変速機)には大型乗用車に使用される「トロイダル式CVT」、乗用車やスクーターに使用される「ベルト式CVT」があり、ゴムベルトはスクーターに多く利用されており、使用されるベルトは摩擦ベルトに分類されるVベルトが用いられている。CVTを搭載するメリットとして、①スムーズな加速②モーターの小型化③バッテリーの効率化がある。
CVTに使用されるVベルトとしては、50㏄~150㏄のスクーターに使用される「シングルコグタイプ」「ダブルコグタイプ(ミニコグ)」。ATVやUTV、スノーモービル、250㏄以上のスクーターに使用される「ダブルコグタイプ」がある。
CVT用ベルトの設計では、①ベルト側圧剛性の確保②ベルト屈曲性の向上――が重要となり、高負荷でも変形しにくいベルトが求められる。
同社では、新素材のセルロースナノファイバー(CNF)を配合した次世代高負荷ベルト「CNF複合化ゴム採用ベルト」を開発した。同製品はCNFを配合することで従来品と比較してすべての面で性能を向上。①高弾性化②低発熱③低温度依存性によって高効率・高寿命化を実現した画期的なベルトとなっており、従来品よりも約1.7倍伝動トルクが向上している。
同社では2024年4月から同製品の量産を開始し、今後も展開を強化していく方針だ。
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