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新会長に山中亨ミクロ電子社長

日本ゴム機械懇話会、3年半ぶりに第45回例会を開催

その他 2023-04-17

 日本ゴム機械懇話会(略称/JRM:髙木康彦会長=関西ロール社長)は4月12日、「第45回例会」を滋賀県米原市のエクシブ琵琶湖で開催した。コロナ禍で開催が延期されていたため、2019年10月9日の第44回例会以来、3年半ぶりの開催となった。

第45回例会の様子


 例会の冒頭に髙木会長は「例会は3年半ぶりの開催となった。延期の間は対面で集まることを自粛していたため、アンケート調査による情報収集および結果報告などを行い、会員の皆さんに少しでも貢献できるように懇話会を運営してきた。本日久しぶりに顔を合わせ、情報交換などに大いに役立ててほしい」とあいさつした。

あいさつする山中新会長


あいさつする髙木前会長


 髙木会長のあいさつの後、新加入の三友工業を代表し花木論一社長や、初参加者の岸上康也中田エンヂニアリング社長らの紹介が行われた。

 続いて役員改選が行われ、今回の例会をもって髙木会長が退任し、新会長には山中亨ミクロ電子社長が就任した。さらに副会長には石川明宏中山商店社長(留任)および森大作ダイハン社長が、会計には玉置篤小松原社長(留任)が、会計監査には鈴木康三松田製作所社長が就任した。なお髙木前会長は、顧問に就任した。

 山中新会長は「13年間の長きにわたり、ゴム機械懇話会を牽引してきた髙木会長の後を継ぐのは並大抵のことではないと思っている。皆さんのお力をお借りし、懇話会やゴム用機械業界が、少しでも良くなるように常に考え、会を運営していきたい」とあいさつした。

 髙木前会長も「13年間も会長を務められたのは、ひとえに会員の皆さんのお陰であり感謝申し上げる。今後も顧問として、山中新会長をはじめとした新体制の懇話会を支えていく」とあいさつした。

 続いて恒例の出席企業各社の近況報告が行われた。報告によると、決算期や取り扱い機種の違いなどはあるものの、多くの企業がコロナ禍の影響を受けており、2019年から2021年の3年間は軒並み業績が悪化していた。特に2019年から2020年に掛けては、需要が大幅に減少した影響で、売上高はコロナ以前よりも20%前後も減少したとの声が大半だった。その後2021年頃からある程度は需要が動き出したものの、特に海外からの材料が入手困難、鋼材などが大幅に高騰しているため製品価格改定を打ち出しているものの、中々浸透していない、半導体不足による減産の影響で自動車関連の設備投資が滞っているなどの報告が多く寄せられた。

 その後『わが社が3年間のコロナ禍を乗り越えた対策』と題して会員のフリートークが行われた。マスクの着用や消毒はもちろん、コロナ禍で顧客への訪問ができなくなったため、会議や立ち合いのWebでの実施、テレワークの導入など、各社様々な対策の実施により、コロナ禍をなんとか乗り切ってきたことが報告された。

 最後に、次回の第46回例会は、10月18~19日に関東地区での開催が決定された。

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