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省エネVベルト「e-POWER Vベルト」テーマに

三ツ星ベルト、ウェビナーを開催

工業用品 2022-08-09

 三ツ星ベルトは8月4日、省エネVベルト「e-POWER Vベルト」をテーマにウェビナーを開催した。

ウェビナーの様子


 今回のウェビナーでは、三ツ星ベルト営業第1部の日比野公亮氏がMCを務め、①e-POWER Vベルトのコンセプト/構造②CO2削減のメカニズム③CO2削減のポイント④他社品との比較⑤e-POWER Vベルト実用例に沿って製品を訴求した。

 e-POWER Vベルトは、「消費電力を抑え、CO2の削減に貢献する」をコンセプトに開発された製品。曲げ応力(ベルトの曲げやすさ・曲げにくさ)を小さくすることでベルトの抵抗を下げ、消費電力およびCO2排出量を抑制できる。同製品は、「ラップドノッチ」、「ローエッジコグ」、「ウェッジ」、「ウルトラe-POWER Vベルト」(ダブルコグタイプ)の4タイプをラインアップしている。

 動力損失の比較では、スタンダードタイプのベルトを100とした場合、ローエッジコグは70(30%ダウン)、ラップドノッチは62(38%ダウン)で、e-POWER Vベルトはモーターの動力を効率良く伝達することができる。

 また、CO2削減効果については、e-POWER Vベルトで最大5%削減(標準品比)、ウルトラe-POWER Vベルトで最大12%削減(同)となっている。

 ウェビナーでは、動力損失最小化およびCO2削減効果を得るにはベルトの張力管理が重要とし、動画を用いて適切なベルトの張力管理方法を解説した。同社では音波式張力計「Doctor Tension TYPE-Ⅳ」を販売している。また、同社ホームページでは、適正張力計算サイトも掲載している。

 他社品との違いでは、コグ形状やノッチ形状のピッチ間に違いがあるとし、同社製品はピッチ間が小さいことで曲がりやすさを実現し、伝達効率の向上およびCO2排出量の削減が期待できると結んだ。

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