2022年3月期第2四半期業績
バンドー化学、自動車部品、産業資材とも増収増益
工業用品 2021-11-10
バンドー化学の2022年3月期第2四半期(2021年4~9月)業績(IFRS)は、売上収益が461億4,400万円で前年同期比24.3%増、コア営業利益が43億7,600万円で同230.2%増、純利益が37億9,800万円で同269.3%増となった。
セグメント別にみると、自動車部品事業は売上収益が197億9,300万円で同36.7%増、コア営業利益が16億6,700万円で同740.0%増。
国内は積極的な営業活動により補修市場向け品揃えの拡大や多用途四輪車用変速ベルトの販売が増加したことに加え、自動車生産台数の回復により、補機駆動用伝動ベルト(リブエース)および補機駆動用伝動システム製品(オートテンショナなど)の販売が増加。海外は中国において主要顧客の生産台数の増加や補修市場への拡販により補機駆動用伝動ベルトなどの販売が伸長。また、米国、欧州およびアジア地域においても販売が増加した。
産業資材事業は売上収益が171億6,300万円で同12.9%増、コア営業利益が19億5,400万円で同80.7%増。
一般産業用伝動ベルトは国内では民間設備投資が増加したことにより、産業機械用伝動ベルトの販売が増加。海外では中国、アジア地域において農業機械用および産業機械用伝動ベルトの販売が増加し、米国および欧州地域において産業機械用伝動ベルトの販売が増加。運搬ベルトは国内ではコンベヤベルトおよび樹脂コンベヤベルト(サンラインベルト)の販売が増加した。
高機能エラストマー製品事業は売上収益が70億4,200万円で同28.4%増、コア営業利益が4億1,300万円(前年同期は3億5,900万円の損失)。
機能フイルム製品は新型コロナウイルス感染症の影響により一時停滞していた需要が回復したこともあり、建築資材用フイルムの販売が増加。また、医療用および装飾表示用フイルムなどの販売も増加。精密機能部品は主要顧客の生産回復により、精密ベルト、高機能ローラおよびブレードなどの販売が増加した。
ロボット関連デバイス事業、電子資材事業および医療機器事業などを含むその他事業は売上収益が25億8,100万円で同4.0%増、コア営業利益が1億4,700万円で同3.2%増となった。
2022年3月期通期予想は、売上収益900億円で前期比10.6%増、コア営業利益60億円で同21.5%増、純利益45億円で同14.1%増を見込んでいる。
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