2021年3月期業績
タイガースポリマー、中国除く全地域で減収減益
工業用品 2021-05-12
タイガースポリマーが5月12日に発表した2021年3月期業績は、売上高が365億8,900万円で前期比8.2%減、営業利益が11億5,200万円で同11.5%減、経常利益が14億5,900万円で同6.7%減、純利益が7億6,900万円で同245.5%増となった。
前期は米州で固定資産の減損損失の計上や繰延税金資産の取り崩しなどがあり、純利益は大幅に増加した。
地域別では、日本は売上高が198億9,800万円で同7.7%減、営業利益が6億8,800万円で同22.8%減。原材料費や労務費は減少したが、自動車部品、産業用ホース、ゴムシートの販売が減少。減価償却費が増加したことで減収減益となった。
米州は売上高が108億8,900万円で同14.3%減、営業損失が2億5,000万円(前期は1億9,700万円の損失)。米国では自動車部品と産業用ホースの販売が減少し、ともに減収減益。メキシコの自動車部品は円高による為替換算上の影響で減収となったが、原材料費や諸経費の減少で増益となった。
東南アジアは売上高が24億4,800万円で同17.0%減、営業利益が3,700万円で同80.5%減。原材料費や労務費は減少したが、マレーシアでは家電用ホースの販売が、タイでは自動車部品の販売が減少し、ともに減収減益となった。
中国は売上高が63億1,800万円で同16.2%増、営業利益が5億8,500万円で同106.3%増。原材料費や諸経費は増加したが、自動車部品、家電用ホースの販売の増加により増収増益となった。
品種別の売上高は、ホースは94億4,700万円で同8.7%減、ゴムシートは48億7,300万円で同6.0%減、成形品は211億8,500万円で同8.3%減、その他は10億8,200万円で同12.5%減。
2022年3月期通期業績予想は、売上高が397億円、営業利益が12億円、経常利益が13億5,000万円、純利益が6億円を計画。数字は今期首から適用している「収益認識に関する会計基準」等により算出している。
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