2021年3月期第2四半期業績
藤倉コンポジット、引布加工品は減収減益
工業用品 2020-11-16
藤倉コンポジットが11月12日に発表した2021年3月期第2四半期(4~9月)業績は、売上高が134億900万円で前年同期比17.3%減、営業利益が1億4,300万円で同82.1%減、経常利益が2億8,400万円で同60.7%減、純利益が2億1,200万円で同48.6%減だった。
セグメント別では、産業用資材は売上高が88億700万円で同14.6%減、営業損失が4,600万円(前年同期は4億8,500万円の利益)。工業用品部門は住宅機器関連が堅調だったが、自動車関連部品は新型コロナの影響で特に国内ASEAN地域が停滞し減収減益。制御機器部門は、半導体・液晶市場の設備投資が好調で、医療市場も堅調で増収増益となった。
引布加工品は売上高が20億円で同22.8%減、営業損失が200万円(同6,400万円の利益)。引布部門は、第2四半期から回復傾向がみられるが、新型コロナの影響で自動車関連や電気電子部品関連等の需要が低迷し減収減益。印刷材料部門は、新聞用ブランケットは増収となったが、国内商業印刷用ブランケットおよび輸出は市場低迷と新型コロナの影響で減収減益。加工品部門は、国内は救命設備などの舶用品が減収となったが、品種構成の変化で増益となった。
スポーツ用品は売上高が24億2,500万円で同21.9%減、営業利益が4億6,400万円で同4.2%減。ゴルフ用カーボンシャフト部門は減収増益。アウトドア部門は減収減益となった。
その他は売上高が1億7,500万円で同10.6%減、営業利益が3,500万円で同18.0%減。倉庫関係は好調だったが、新型コロナの影響で運輸部門が落ち込んだ。
通期業績予想を上方修正
藤倉コンポジットは同日、2020年3月期通期連結業績予想の上方修正を発表した。自動車関連部品の販売が当初想定より早期回復を見込んでいることに加え、自社ブランドのゴルフ用カーボンシャフトの販売が好調を維持する見通しのため。
■2020年3月期通期連結業績予想
売上高=285億円(前回予想277億円、増減率2.9%増)◇営業利益=3億円(同1億円の損失)◇経常利益=4億5,000万円(同1億5,000万円の損失)◇純利益=2億5,000万円(同2億円の損失)
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