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2021年3月期第2四半期業績

タイガースポリマー、日本は減収減益

工業用品 2020-11-12

 タイガースポリマーの2021年3月期第2四半期(4~9月)業績は、売上高が163億3,000万円で前年同期比18.5%減、営業損失が1億5,100万円(前年同期は9億2,500万円の利益)、経常損失が7,400万円(同9億5,000万円の利益)、純損失が3億100万円(同4億6,100万円の利益)だった。

 セグメント別にみると、日本は売上高が96億1,600万円で同13.1%減、営業利益が1億6,000万円で同71.2%減。自動車部品、産業用ホース、ゴムシートの販売が減少したことで減収。また、減収に加えて減価償却費増加の影響などにより減益となった。

 米州は売上高が45億5,700万円で同29.8%減、営業損失が4億8,000万円(同1億3,300万円の利益)。米国では、自動車部品は、都市封鎖措置による操業停止の影響を受けて販売が減少したことにより減収減益。産業用ホースは操業停止とはならなかったものの販売が減少したことにより減収減益となった。メキシコでも、操業停止の影響を受けて自動車部品の販売が減少したが、原材料費や諸経費が減少し減収増益となった。

 東南アジアは売上高が11億9,000万円で同15.2%減、営業利益が400万円で同95.6%減。マレーシアでは、家電用ホースの販売が減少し、原材料費や諸経費は減少したが減収減益。タイでは、自動車部品の販売が減少し、原材料費や労務費は減少したが減収減益となった。

 中国は売上高が23億3,900万円で同6.8%減、営業利益が1億4,400万円で同110.1%増。自動車部品、家電用ホースともに販売が減少し減収となったが、労務費や諸経費の減少などにより増益となった。

 同社は未定としていた2021年3月期通期業績予想を公表した。それによると、新型コロナウイルスによる需要減少、得意先の生産調整の影響で売上高および各利益も前期比で減収減益を見込んでいる。

 ■2021年3月期通期業績予想
 ◇売上高=352億円(前期比11.7%減)◇営業利益=5億円(同61.6%減)◇経常利益=6億円(同61.6%減)◇純利益=1億円(同55.1%減)

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