2021年3月期第2四半期業績
アキレス、プラスチック事業及び産業資材事業とも減収減益
工業用品 2020-11-11
アキレスが11月10日に発表した2021年3月期第2四半期業績は、売上高が341億200万円で前年同期比14.6%減、営業利益が3億5,700万円で同47.2%減、経常利益が6億2,400万円で同28.2%減、
純利益が22億1,200万円で同254.0%増だった。売上高、営業、経常利益は減少したが、第1四半期に海外関係子会社の株式を売却し、特別利益として計上したため純利益は大幅に増加した。
セグメント別のうち、プラスチック事業は売上高が160億5,500万円で同16.2%減、営業利益が12億7,600万円で同18.7%減。
車輛内装用資材は、新型コロナウイルス感染拡大による自動車メーカーの生産停止および大幅な減産の影響を受け、国内外ともに前年売り上げを大きく下回った。フイルムは、国内では新型コロナの飛沫感染対策用透明防炎フィルムや抗ウイルス・抗菌性フィルムが伸長。北米では医療用、印刷用が好調に推移し、欧州・豪州を中心に窓用フィルムも好調だったことで増収となった。建装資材は、新型コロナによる需要減で減収。引布商品は感染症対策エアーテントや米国向けゴムボートが好調に推移し増収となった。
産業資材事業は売上高が137億2,200万円で同8.9%減、営業利益が9億2,200万円で同6.7%減。
ウレタンは車輛用や寝具用に回復の兆しがあったものの、コロナの影響が継続し減収。断熱資材もコロナによる建築工事の遅延や住宅着工件数の減少により減収したが、工業資材は半導体分野向け搬送用部材の販売拡大や医療機器向けRIM成型品の好調が続き増収となった。
通期業績予想を発表
アキレスは未定としていた2021年3月期通期連結業績予想を発表した。第2四半期業績において、諸経費削減により全利益段階で前回予想を上回ったことに加え、第3四半期以降は経済活動の開始により景気は緩やかに回復するとの見通しを考慮している。
■2021年3月期業績予想
売上高=730億円で前期比9.0%減、営業利益=11億5,000万円で同28.2%減、経常利益=15億円で同26.8%減、純利益=28億円で同47.7%増
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