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4月に品種統合、価格改定も

クレハエラストマーが16年度中計でゴム板黒字化へ

工業用品 2016-03-21

 価格改定については、「全ての製品で実施するのではなく、現在赤字になっている汎用品、特に厚物を中心としたプレス製品を対象に5―20%の値上げを打ち出していきたい」(クレハエラストマー)考えで、同時に製造方法についての見直しも徹底していく。

 品種統合については「製品内容の近い製品を統合し、ある程度ロットをまとめることで収益性を確保していく」(同)方針。

 価格改定、品種統合のいずれの場合も「供給責任もあるので、ユーザーとの話し合いを通じて実施していきたい」(同)としている。
 
 

価格改定は構造的な問題

 【解説】ゴムシート(板)の出荷金額のピークは、1991年の約124億円(本紙推定)だが、2008年のリーマン・ショック以降100億円(同)を割り込み、その後も減少傾向で推移。14年は約84億円(同)とされる。メーカーの収益が厳しいのは、ピーク時代の設備による過剰供給に原因があり、需要減退に伴い価格競争が起きやすく利益の出しにくい構造となっている。特に天然ゴム製などの汎用品は厳しい。

 タイガースポリマーは3月から天然ゴムの厚板の値上げを実施しており、日東化工も4月から天然ゴムの厚板を含むプレス製品を中心に値上げを実施すると発表した。ゴム板は土木・建築をはじめ、自動車、造船、電材など幅広い業界・用途で使用され、景気を下支えする必要不可欠な製品。安定供給のためには、買い手と売り手双方が利益を上げ、事業継続できる適正価格での取り引きが必要だ。

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