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【新年インタビュー】藤倉ゴム工業森田健司社長

「安吉第2工場(中国)稼働で、海外売上げ増へ」

工業用品 2017-01-06


 ■海外拠点状況
 昨年の12月2日に中国の安吉藤倉橡膠第2工場が稼働し、竣工式を実施しました。生産品目はダイヤフラム等を中心とした四輪車、二輪車用ゴム部品です。生産品目は概ね第1工場と同様ですが、第1工場で一部採用している量産性の高い生産方式を全面的に採用、自動倉庫や自動配合装置も導入しオートメーション化を進めています。

 また今年中には、中国の別拠点・杭州藤倉橡膠からゴム練り設備を移設し、練り・加硫から出荷までの一貫生産体制を構築する計画です。17-18年にはフルキャパになる見込みで、同工場のみで比較すると、17年度には売上高は現在の2倍近くになる予定です。

 一方、東南アジア地域の製造を担うFCHでは、14年に稼働した第2工場の拡張を進めています。敷地内に新たに3階建ての検査棟を建設し、元の検査棟に増産設備を導入します。生産品目は四輪、二輪車メーカー向けダイヤフラムや水回りゴム部品などで、今春竣工予定です。

 ■第5次中期経営計画について
 17年度からスタートする第5次中期経営計画の策定を進めています。当社では海外の製造拠点強化を進めており、新中計には現拠点の日本・中国・米国・ベトナムに次ぐ、工業用品の生産拠点設立を織り込んでいきます。昨年7月から30-40代の若手社員を中心としたプロジェクトチームを立ち上げており、10年後の当社グループのあるべき姿を設定し、そのビジョン達成に向けた策定を進めています。大まかな内容については3月には発表したい考えですが、新拠点については18年度中に確定し、19年度には稼働させる計画です。

 ■期待する新製品
 昨年9月に発売した非常用マグネシウ空気電池「Watt Satt(ワットサット)」に期待しています。同製品は長期保管が可能で、塩水2リットルを注ぐだけですぐに発電し、スマートフォンを最大5台同時に述べ30台充電できることが特長です。発売以来災害用グッズを扱う商社を中心に多くの企業から順調な受注が続いています。

 このほか、水底で水深を測定できるシートセンサを使用した水深計や、バランスを取るまでに掛かる時間を測定するロコモティブシンドローム用検査システム(仮称)も展示会で高い評価を受けており、研究開発を継続することで製品化を目指します。

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