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ウッズが認めたゴルフボール

ブリヂストンスポーツ、「BRIDGESTONE GOLF TOUR B X/XS」新モデルを発売へ

工業用品 2020-01-23

 ブリヂストンスポーツは、新発想の「スピードコントロール・テクノロジー」を採用することで『ドライバーショットで飛ぶ』、『アプローチショットで止まる』の相反する性能を両立したゴルフボール「BRIDGESTONE GOLF TOUR B X/XS」を2月21日から新発売する。ラインアップは「風に強い飛びのX」、「スピンとソフトフィールのXS」の2モデルで、価格はオープン。

「BRIDGESTONE GOLF TOUR B X」


「BRIDGESTONE GOLF TOUR B XS」


 2017年に発売を開始した前モデルの「TOUR B X/XS」は、スピンコントロール技術による高い飛距離性能が特徴だったが、プロなどからはアプローチショットの際に飛びすぎるという意見もあった。そうした要求に応えるため、同社ではドライバーショットでは飛ばしながらもアプローチショットでは飛ばさないという、矛盾する性能を両立する商品の開発に着手した。

 試行錯誤の末、開発したのが、ウレタン材料に衝撃吸収素材をナノレベルで配合した「REACTiVウレタンカバー」。柔らかいまま反発を抑えることができる新開発のウレタンカバーが、「ドライバーショットの高初速×低スピンで飛ぶ」、「アプローチショットの低初速×高スピンで止まる」といった「飛距離とコントロール性能」を両立した『スピードコントロール・テクノロジー』を実現した。

 新モデルは、開発の初期段階からタイガー・ウッズ選手がテストに参画。前モデルを愛用していたウッズ選手も「すぐに新モデルに切り替えたい」と新モデルの性能を認めたという。

望月ブリヂストンスポーツ社長


 1月22日、東京都港区のブリヂストングローバル研修センターで開催した新商品発表会で、望月基ブリヂストンスポーツ社長は、「ゴルフボールは当社グループにとって、タイヤに次ぐ歴史を持つ商品だ。共に高分子材料の技術の塊という点で共通しており、ブリヂストンらしさを語るうえで原点の一つでもある。タイヤだけでなく、ゴルフボールでも『接点を極める』ことでユニークな商品づくりやサービス提供ができると思っている。新モデルは開発に至るまで、従来の2倍に当たる170種類のサンプルを製作し、テストを重ねてきた。ウッズ選手は、ゴルフにおいて最も重要なギアはボールだと公言している。そのウッズ選手に認められた画期的な商品が完成したと自負している」とあいさつ。

契約プロによるトークショー


契約プロと望月社長(中央)


 発表会では、契約プロの宮本勝昌選手、宮里優作選手、堀川未来夢選手、渡邉彩香選手、吉田優利選手、稲見萌寧選手がゲストとして登場し、今後の目標や新モデルを使用しての感想などについてトークショーも行われた。選手たちからは、「新モデルで飛距離も伸びた」、「すぐに使用球として採用した」、「他の選手に使わせたくない」、「1ラウンドの消費球が1球で済んでしまうくらい耐久性が高い」といったコメントが寄せられた。

 また、ウッズ選手から、新モデルの性能を絶賛するビデオレターも放映され、会場を盛り上げた。

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