住友理工が記者懇親会
住友理工、松井社長「人、社会、地球の安全快適環境へ貢献する企業に」
工業用品 2019-12-24
住友理工は12月16日、名古屋市中村区のJPタワー名古屋ホール&カンファレンスで松井徹社長をはじめ鈴木洋治、清水和志両副社長ほか幹部らが出席のもと報道陣を招き懇親会を開催した。
冒頭、松井社長は「当社は12月20日で創業90周年を迎えた。当社は1929年12月に三重県四日市市で創業。現在の住友電気工業の経営参加を経て東海ゴム工業の社名で活動してきた。ゴムベルトから自動車用防振ゴム、ホースなどが新たに製品群として加わり、愛知県小牧市に拠点を移し、日本の自動車産業とともに自動車部品メーカーとして成長を遂げてきた。この10年は一気にグローバル化を推し進め、特に2013年の企業買収で拠点網は一挙に世界20カ国以上に広がった。14年には社名を現在の住友理工に変更した。今日からの道は100周年に繋がる10年となる。世界中から必要とされる、人、社会、地球の安全快適環境へ貢献する企業に成長することを目指していく」と今後の抱負も含めあいさつした。
引き続き創業記念動画の披露があり、鈴木副社長が「我々モノづくり企業が大切にしなければならないのが人材育成だ。これまで人材育成プログラムである『F研』に長く取り組んできて現場では何が課題となっているかということを見極め、製品の作り方や製品そのものを変えるという手法が根付いてきた。また技術面において私はよく、見えないことが見える、分からないことが分かる、できないことができるといったことが面白いと言っている。この面白いということにチャレンジしていくことがこれからの当社の発展に繋がる。当社の持っている高分子材料技術、総合評価技術にもっと磨きをかけるためにはこういった面白いことをやっていこうと言っている」と語り、乾杯、懇親に入った。
会場には同社の新しい技術製品群が、実物とパネルで紹介されていた。
懇親後、清水副社長が中締めのあいさつに立ち「我々は材料開発から製品、そして加工まで行える稀有な企業だ。よくEV化になったら使われなくなるゴム部品が増えるのではないかと言われたが、我々にはEV化に対応する製品を作るポテンシャルがある。広く力を発揮していきたい」と締めた。
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