最終年度売上高80億円から60-65億円に
朝日ラバーが中期経営計画見直し
工業用品 2016-02-29

説明する渡邉社長
朝日ラバーは、2015年3月期を初年度とする「第11次三カ年中期経営計画(V―1計画)」を見直す。最終年度となる2017年3月期の連結売上高の目標を、当初計画の80億円から60―65億円に修正。当初計画で8億円としていた連結営業利益についても精査し、5月の決算発表時に開示する。
ASA COLOR LEDやスイッチ用ゴム製品といった自動車分野は、当初計画である最終年度の売上高37億円を上回る40億円を狙うほど堅調だ。ただ、ライフサイエンス分野のマイクロ流体デバイス製品の見込みに変更が生じたため、今回の見直しに至った。
同社では、マイクロ流体デバイス製品の最終年度の連結売上高目標を12億5000万円としていたが、売上比率を高く設定していた主力案件の受注がほとんど見込めないことに加え、他の開発案件の量産開始も遅れる見込みで、修正を余儀なくされた。
2月25日に会見した同社の渡邉陽一郎社長は「中計前に取り組んでいた顧客との進捗から逆算して12億5000万円としていたが、当時考えていたよりも時期がもう少し後ろになると見ざるを得なかった。他社製品へ変更になったということは全くなく、2―3年後には数字は今より上がっていく。新中期計画の中では絶対に成功させたい」と、修正の理由を語った。マイクロ流体デバイス製品の最終年度の売上高は1億円以上、卓球ラケット用ラバーを含めたライフサイエンス分野全体で5億円以上を目指す。
またマイクロ流体デバイス製品の受注状況を踏まえ、2016年春の竣工を予定していた福島県白河市の新工場(第二白河工場)についても、同年6月着工、2017年2月竣工予定に延期する。
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