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18年12月期業績

ニチリン、日本は増収増益

工業用品 2019-02-14

 ニチリンが2月14日に発表した18年12月期(18年1-12月)業績は、売上高が624億1,300万円で前期比5.1%増、営業利益が84億4,900万円で同0.8%減、経常利益が85億1,200万円で同1.4%減、純利益が46億4,400万円で同4.9%減となった。

 セグメント別でみると、日本は売上高が330億5,100万円で同4.4%増、営業利益が23億4,300万円で同0.9%増。顧客向け国内販売が堅調に推移したことに加え、海外需要もアジア向けが増加。さらに、昨年10月から新商品であるIHX(カーエアコン用内部熱交換器)の量産が開始されたことで増収増益となった。

 北米は売上高が119億800万円で同4.5%減、営業利益が5億3,400万円で同18.8%減。北米子会社では、5月からIHXの量産が開始された一方で、主力製品のパワーステアリング用ホースの需要が減少したことにより減収減益となった。

 中国は売上高が119億3,600万円で同4.2%増、営業利益が18億200万円で同4.5%減。小型車減税が廃止されたものの、引き続きSUV車が好調に推移していること、カーエアコン用ホースが内外需とも拡大傾向にあることから増収減益となった。

 アジアは売上高が157億円で同10.3%増、営業利益が37億3,900万円で同0.3%減。ABS化による二輪用ブレーキホースの販売増に加え、新しく商品投入したフューエルホースの販売が堅調に推移し、増収減益となった。

 欧州は売上高が58億900万円で同2.2%減、営業利益が2,000万円の損失(前期は1億2,100万円の利益)。新規受注品に係る先行費用などにより減収減益となった。

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