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耐クーラント性が向上

バンドー化学がシールブレード新製品

工業用品 2016-01-25

バンドーワイパーエッジEX

バンドーワイパーエッジEX


 バンドー化学は、工作機械の摺動部シール材に最適なシールブレード「バンドーワイパーエッジEX」を開発、2月1日から発売する。

 新製品はシール部に特殊ポリウレタンを用いることにより、耐クーラント性(耐膨潤性)、耐高速摺動性、耐摩耗性を高めたシールブレードで、バンドー化学が長年蓄積してきたOA機器用ポリウレタン製クリーニングブレードに関する技術を活用し開発したもの。

 従来はシール部にNBRやH-NBR等のゴムを使用し、鋼板と金型を用いて一体加硫成形するものが主流だったが、新製品はシール材と鋼板を接着する構造のため、設計の自由度が高く、用途や使用条件に応じてさまざまな形状の製品を提供することができる。

 工作機械の高速化・高性能化に加え、それに使用するクーラント(切削油)の多様化により、摺動部に使用されるシールブレードに対する要求機能が高まっている。同社ではこうしたニーズに対応することで新製品を拡販していく。

 「バンドーワイパーエッジEX」の特長は次の通り。

 ①耐クーラント性=特殊ポリウレタンを使用しているため、従来のNBRや耐クーラント仕様とされるH-NBRに比べ膨潤しにくいため、さまざまクーラントにも安定した品質を維持できる②耐高速摺動性=摺動面に摩擦抵抗の低い材料を一体として含有させることで、摺動面の摩擦抵抗を大幅に低減。これにより工作機械の高速化にも安定した品質を維持できる③ポリウレタンの持つ優れた耐摩耗性を備えているため、従来のゴム製シールブレードと比べ耐久性が大幅に向上している。

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