PAGE TOP

「ChemSHERPAその内容と対策」テーマに

葛飾ゴム工業会が勉強会

工業用品 2018-03-15

会場の様子



概要説明する武者会長



 葛飾ゴム工業会(会長/武者英之三協物産社長)は3月7日、葛飾区青戸のテクノプラザかつしかにおいて、「ChemSHERPA(ケムシェルパ)その内容と対策」をテーマにした定例勉強会を、32人が参加し開催した。

 冒頭武者会長が、勉強会の趣旨と概要について、「ここ数年顧客から、含有化学物質の情報伝達手段としてJAMPAIS/MSDSplus・JGPファイルなどの提出要請が増えており、効率的な運用などが課題となっている。

 この含有物質情報伝達の共通ツールとして、経済産業省が開発し導入を推奨しているのがChemSHERPAだ。2016年4月からはJAMP(アーティクルマネジメント推進協議会)が運営組織となり普及活動が進められている。そこで今回はJAMPの山藤憲明所長を講師に迎え、さらに環境カウンセラーでもある私の二人により、ChemSHERPAについて導入方法や効率的な運用などを概説したい」と語った。

 山藤所長の講義ではまず、欧州のREACH規則のような各国の化学物質管理規制に適合しない製品には罰則が科せられるなど、含有化学物質の情報管理が必須条件となっている。このため製品に含有される化学物質を適正に管理し、サプライチェーンにおける含有化学物質の情報伝達が必要不可欠で、その情報伝達の共通ツールとなっているのがChemSHERPAと説明された。さらに同ツールは、開発当初から「日本国内標準」ではなく、「国際標準(デジュール・スタンダート)」となることを目指し、ほかの国際機関と連携するなどしていると説明された。

講義する山藤JAMP所長



 このChemSHERPAは、サプライチェーンの川上事業者(化学品)から川下事業者(成形品・最終製品)まで、共通の考え方に基づく製品含有化学物質の確実で効率的な情報伝達を実現しており、ゴム業界はもちろんのこと業界・業種などを問わず、様々な分野で利用できるように構築されているという。

 さらにChemSHERPAは、共通の物質リストに基づく成分情報や、成形品に関しては製品分野ごとに要求される遵法判断情報を合わせて「責任ある情報伝達」が実施できると解説した。

 ゴム成形加工業分野に関しては、武者会長が自社の取り組み例を説明した。武者会長は、配合の中に何が入っているのかを明確化して、管理を徹底することが重要であり、ChemSHERPAを導入しやすいと語った。

 質疑応答では、IMDSなど他の情報伝達スキームとの相違点や、導入や運用方法、データ作成支援ツールの提供方法など数多くの質問が寄せられた。

関連記事

人気連載

  • a
  • 気になったので聞いてみた
  • つたえること・つたわるもの
  • ゴム業界
  • ゴム業界