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【特集】西日本地域のゴム産業の現況

モリテック森孝裕社長、半導体や自動車分野が忙しい

工業用品 2017-11-30


 各種ゴム素材からの切削、打抜き、接着加工を専門とするモリテック。大阪、東京、名古屋に工場を持ち、全国的に営業展開する。短納期、小ロット、商品対応の広さなどで評価が高い。森社長に現況を聞いた。

 ――関西・中国・九州地区の景況は。
 「全般的によいと言えます。
 なかでは中国地方がちょっと落ち着いている。土木物件も少なく、自動車も減産している影響があるようです。九州は豪雨災害からの復興需要もあり、土木関連が好調ですし、自動車産業、ロボット関連と好調な産業が目立ちます。関西は箱物(建築)が振るいませんが、半導体・電子部品関連が好調に動いています。

 当社は商社経由での販売が多いので詳細は不明ですが、IoT関連は期待分野です。

 全国的に見ると、当社と取引額が大きい商社が伸びている傾向がみられます。半導体関連では九州、東京、東北地区もいい」

 ――経営課題はなんでしょうか。
 「人材採用と物流関係で苦慮しています。
 人材採用は、本社のある大阪では、製造部においてはある高校で経年の実績があり当社の評価が高く、これまでは希望した人数を採れていたのですが、現在は難しくなりつつあります。東京、名古屋はさらに厳しく苦戦しています。少子化から採用は今後さらに厳しくなりそうですし、人件費上昇によるコストアップも懸念されます。

 採用については総務・人事担当から全社を挙げてやること、また定着率をこれまで以上に向上させていく努力が必要だと思っています。人材育成ではリーダー研修と自主学習会を実施、一部コンサルを入れて強化しています。

 物流は集荷時間が早くなり、それに伴って生産を早めるなどの対応をしていますが、経費は1年前に比べ1割は上がっています」

 ――設備関係の対応は。
 「去年、今年で東京と名古屋で能力増強のため工場の拡大を行い、大阪に品質管理の専門棟を建てるなどハード面で大型の設備投資をしました。その結果、生産力は1割強アップして、現在の需要増に応えています」

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